2015年10月6日火曜日

行間の迫力


運動会の最後の種目は、5,6年生の組み立て体操でした。

近隣の市で、組み立て体操の練習中の事故や運動会・体育祭当日の事故が報道される中、本校の5,6年生は、高さや派手さを見せるのではなく、「仲間を信じ、心を一つにして、てきぱきと行動し、最後まで本気で…」を見せる組み立て体操に挑戦しました。

 
運動会の前週の9月30日(水)の練習を見た感想は「大丈夫かな。間に合うかな」です。でもその不安は、翌日の10月1日(木)の練習を見たとたんに消えました。技の精度や全体の成功率は、もっともっと高めていけると思いましたが、技と技の間の姿勢がまったく違っていました。

動かない。喋らないで遠くを見つめる、真剣な表情。

ゴールが見えてきた安堵感と、そこへたどり着くまで力を出し切る覚悟を決めた表情。

 その集中力に、その真摯さに、そしてその迫力に、感動してしまいました。
運動会当日の成功を確信した、技と技の間の「行間の迫力」を感じた瞬間でした。