2015年9月1日火曜日

くやし涙


水泳の授業で進級テストがありました。6年生にとっては6年間の最後の進級テストです。進級テストは、上位の級になると泳ぐ形や距離だけでなくタイムが条件となります。25mから50m、100mへとテストは続く中、合格して喜ぶ子もいれば、タイムオーバーで不合格となる子もいます。

人によっては、あと5mのところで制限時間の笛が鳴ってしまいます。「あ~」「おしいなぁ~」という声が上がります。悔しそうな顔でプールから上がってくる子や少し照れくさそうに上がってくる子どもたち。でも、みんな本当に力を出し切っているので、満足感も感じているようでした。

 女子の100m自由形。合格者が次々とゴールした後、ある女の子のゴールまで、あと30㎝のところで制限時間の笛が鳴りました。「あ~」「おっしぃー」という大きな歓声。
 肩で息をしながらプールから上がってきた女の子は泣いていました。すべての力を出し切ったことが息の大きさで分かりました。本当に悔しい気持ちが泣き顔から伝わってきました。私はその本気さに感動するともに、大きな安心感も感じたのです。
 

二学期は運動会をはじめ、たくさんの行事があります。6年生には最高学年としての行動が期待されます。下級生があこがれ尊敬してやまないのは、「本気」で頑張れる6年生ではないでしょうか。進級テストの「悔し涙」は、期待に応えられる6年生であることを示してくれました。
二学期は、本気で頑張り、本気で応援できる6年生をたくさん見せてくれると思います。